12/21
――岩本がんばれ!――
私は日本ハムの岩本のファンである。あの,お立ち台での「まいど!」を連呼してお客さんを喜ばせる姿,そしてテレビなどにも顔を出して,その楽しいキャラクターでトークを繰り広げる。一方でピッチングも熱く,力が入っている。誰からも愛される選手である。ところが,近年はどうにも調子が出ない。ひじの調子もあまりよくないということではあったが,去年の開幕戦で,8回までぴしゃりと抑えていたところを9回に抑えに変えられて,まずいことにその試合逆転負けを食らってしまって以来,何か運がないような気がする。と同時に日本ハム自体も下降気味。今年のオフ大島監督は解任されてしまった。岩本自身は,来季心機一転といっているが,彼の復活なくして日本ハムの復活もない。しかも再来年日本ハムは北海道,札幌市に移転することが決定している。それでなくとも北海道は元気がないのでぜひ岩本にあの明るさで北海道に光を与えてほしいと思う。ところで,こういったすばらしいキャラクターの持ち主は時として,芸能界に早く転身して,そのキャラでタレントをやっていこうとする人がいる。だが,それは大きな間違い。テレビに出てたまたま面白かったから,芸能界でも成功するなんてのは甘い。テレビでのことは「プロ野球選手がこんな楽しいことをやっている」ということが面白いのだ。もし,その人がもう本当の芸能人になってしまえば周りの態度はがらっと変わってくるはす。私は今でも残念なのがパンチ佐藤こと佐藤和弘だ。彼もオリックスで面白いキャラクターで人気を取っていた。しかしそのタレントを過信したのかすぐに引退し芸能界に入る。だが,途端にまったくそのキャラクターが売れなくなってしまった。それはそうだろう。芸能界には,その道で修行を積んできた人たちが大勢いる。たかが,野球で人気があったからっていきなり芸能界一本で成功なんかさせるかという気持ちが出て当然である。野球をがんばってプレーして,そしてオフにテレビでまた活躍する。そういったファンサービスをするべきだと思う。岩本は,来年15勝をしてチームを上昇させ,またオフをも沸かせてほしいものである。

12/19
――原監督にはやられました・・・――
今年のペナントレース,最後にヤクルトが大型連勝をして巻き返したが,それでもまったく及ばず,ジャイアンツのぶっちぎり優勝で幕を閉じた。最終的には日本シリーズまで西武を寄せ付けず,巨人原辰徳新監督は見事にその初陣を飾ることとなった。ところで,テレビや新聞の記事などで見ると,今季がはじまる前,つまり春のキャンプの時点では,必ずしもマスコミは原巨人を高く評価はしていなかった。原監督がまず最初に掲げたスローガン。それは「ジャイアンツ愛」だった。こんなことで勝てるのか?しかもそれに拍車をかけたのが,首脳陣の極端な若返りであった。斎藤雅樹,村田真一,吉村偵章,鹿取義隆と,どこかで聞いたような名前ばかりが並んだ。いわゆる「仲良しクラブ」などと揶揄されたりもした。実を明かせば私も,心の中では「しめた」と思った。この首脳陣では,今の個性“あふれすぎる”巨人の選手たちを操縦できないだろうと。特に大御所清原和博の団体は手がつけられないだろうと。ところが,その直後,私の考えをひっくり返させる原監督の大胆な構想が明るみになった。それは二つ。一つは清水隆之の一番抜擢。そして,河原純一の抑え抜擢。私は思うのだがある意味では,松井秀喜よりもこの清水のほうがいやな感じがするのではないか。なぜならば,松井は確かにホームランが多く,打率も清水と同じくらいいい。しかしなぜかはわからないが,何とかなりそうな「穴」がある。ところが清水にはそれがない。しかも,松井ほどではないが清水も十分ホームランを打てる実力がある。そして何よりもガッツがある。巧打者であり,大きいものも狙える清水。川上憲伸がノーヒットノーランをやった試合では,後に川上は「やられるならば清水さんだと思った」と語っているが,実際見ていて,一番いい当たりをしていたのが清水だったし,最後の打席も遊撃井端弘和の好判断に助けられた印象があった。そして,もう一つ抑えの河原起用だが,これはまず,私の河原に対しての評価が毎年高いということが発端である。つまり河原のひじの状態さえよければ,絶対に常時15勝をするピッチャーとみなしているわけだ。だが,それは絶対にない。時々出てきて,4試合4勝はするが,そこでもう後が続かない。ところが,その河原を抑えに起用するということ。抑えは精神的にはかなりきついものがあるが,それでも先発よりは楽な面も多い。しかも1イニング限定で手入れをしていけば,河原でも十分にシーズンを通して持つ。さらに河原は,はっきり言って,クール。ポーカーフェイスで冷静に立ち向かっていける。後に自身が語っているように「やばいと思っても絶対に顔には出さないように意識した」ということだが,それは十分なものであった。絶対に相手には負けていなかったと思う。結局この二人は最高の成績を収め,巨人優勝に貢献した。しかし,原監督,この二人以外でも,今年は若手起用などがずばすばあたり,いい年でした。「石橋をたたいて渡る」大胆な中にも慎重なその采配から,平成の川上監督なんて言われているけれど来季はそうはいかないかもよ?

12/18
−−代理人制度の怪−−
今年は阪神あたりで代理人が大流行しているみたいだ。まあ,流行に乗り遅れないためにはいいのかもしれないが・・・それはさておき,日本の選手の代理人に対しての認識が少しおかしいのではないかという風に思うことが多い。たとえば,一昨年の阪神川尻選手が代理人を立てていたが,交渉になぜか代理人とともに川尻選手自身も一緒に出席しているのだ。そして,そのあとの記者会見で川尻選手は「僕は一切しゃべってません。すべて代理人に任せていますから」とこれまた面白いことを大真面目に言っていた。今年でいえば,浜中選手,赤星選手,井川選手と阪神勢に加え,ヤクルトの五十嵐選手までもが代理人を立てていた。ヤクルト古田敦也選手くらいならばわかるが,彼ら若い選手にとっての代理人とはいったい何なのだろうか?一緒にやってきて,一緒に記者会見をして,本来ならば,代理人を立てるということは,交渉などを含めての複雑な金銭関係を含めた話し合いを任せ,自身はトレーニングなどに励むというのが筋ではないのか。ところで,私は選手と代理人に聴いてみたいことがある。それは,その代理人は自分と契約している選手の出場した試合すべて観戦したのだろうか?テレビではだめ。しっかりと球場で。というのは,本当にその選手の査定を見直すように交渉するならば,たとえば,何月何日の,広島球場は,ホーム方向からの風が強かった。そこでピッチャーは強力広島打線しっかり抑えた。だから,査定は変わってくるはずだと・・・実際にはそんなことを一番わかっているのは現場にいた選手自身に違いないのだ。どうも,代理人の話を聞いていると,数字はここがアップしているからとか,目に見えないファンのアピールがあるからとかしか,言っていない。そんなものは私だってわかるし,詳しいよ。と,思っていたら,なんと阪神の星野監督がまったく同じことを言っていたのだ。「代理人も野球がわかっていない」とか,「交渉事もひとつの勉強。選手は絶対に経験しておいたほうがいい」と。まったくそのとおりだと思う。しかし,最後に一言。日本の選手の代理人はみんな若い。その選手と年齢が変わらない30代前半の人が多い。そんな経験のまだ薄い人たちによく交渉を任せるなぁ・・・松井秀喜選手の代理人アーン・テレム氏のような何にも負けないどっしりとした代理人は出てこないものだろうか・・・

12/17
−−FA制度見直しについて−−
先日の選手会総会でFA制度の見直し案が出されたみたいだ。古田敦也選手会会長は,FA制度を現行の9年から7年に短縮する案をコミッショナーに提出するといっていた。その一方で,メジャー流出増加の事実も踏まえ,国内球団移籍の場合と海外球団移籍の場合で年数に差をもたせるような案も検討されているという。まあ,これはこれでいいのではないか,FA権取得短縮に対しての案には私は別に文句はない。ただここで私は,FAを短縮する代わりに自分たちが何かの権利,もしくは保障を球団に取り上げられるといった案はまったく出されていないのが,おかしいといいたいのだ。たとえば,近年の新人に対する処遇のよさ。確かに社会人では都市対抗,大学では選手権,高校だと甲子園というふうに,すばらしい活躍をして,またそれら中央に出なかったものでも体格などに恵まれた人材はいっぱいいる。だが,プロに入ってくるにあたって彼らの活躍はまったくの未知数。それでも,球団は必死になって自分のところに来てもらおうと破格の待遇をする。高卒新人でも,今年の高井選手がいい例だが,契約金1億,出来高5000万,初年度年俸1500万ということがざらに出てくる。ところが球団側としては,それだけ新人に金をかけておいて,わずか7年程度で出ていかれたらたまったものではない。しかも,7年といえばちょうど選手たちが力をつけて円熟期に入るころ。大爆発するのもこのころであろう。私は思うのだが,もしFAを短縮するのならば,たとえば,新人の契約金は今の半分かそれ以下,出来高なんてものはなし,年俸は,社会人,大学で1000万程度,高卒ならば700万程度に抑えるべきではないかと思う。そして,その中で活躍をしていけば,自然と年俸は上がるわけだし,7年という期間も飲んでもいいのではないかと思う。FAに関してはいろいろな意見がある。「残留を前提にFA宣言」なんてわけのわからないことをやっている選手もたくさんいる。とにかく,ドラフト制度も含めた選手人事に関しての問題は今後のプロ野球を左右する重大なテーマになるだろう。

12/16
---中日山崎武の処遇について---
今日からオープンしました,プロ野球コーナー。日ごろ思ったことなどを自分勝手に,文句とともに書き綴っていこうと思います。 中日の山崎武が,オリックスとのトレード要員になっているという日刊スポーツの記事を見た。しかし,今期の山崎は特に怪我をしている様子はなかったが,二軍暮らしが長いなど,精彩を欠いた。一説には山田監督との不和が原因とされていた。とにかく,彼は去年の谷繁獲得,中村武志放出から契約更改の席でも,自身の契約そっちのけで理由を迫るなど,球団への不信感が耐えなかった。中日は現在,若返りを図っている最中で山崎はある意味では不要。しかも,山崎は年齢34歳とはいってもパンチ力は健在で,トレード市場ではもってこいの人材だ。よって,放出要員になってもおかしくはなかった。あえて言うなら,彼は中日と3年契約を結んでいるので,来期はまだ2年目。しかしその契約も,本人がトレードを飲めば別に支障なく解除されるらしい。しかし,問題はそのトレードの相手だ。どうやら,オリックスと中日は,福留宏紀選手と金銭という話をしているらしいが,これではあまりにもつりあわない。しかも,今期はどうあれ長年中日の4番を張ってきた山崎に多少なりとも失礼ではないか?そんなに,山崎をトレードしたいのか・・・まあ,心配せずともおそらくこのトレードは破談になるであろう。しかし,それにしてもどうも最近の中日は昔からチームを支えてきた選手,関係者に対し冷たいような気がしてならない。星野監督が中日を事実上の解雇となったのは,マンネリ化を避ける上でも仕方ないが,いわゆる星野派の排除という動きには,どうにも球団のやり方が気に食わない。山田監督も,星野前監督の影の前にいまいち浮き足立っていたような気がする。それほどまでに,星野前監督と一線を画す必要はないのではないか?もう少し前述の山崎や,山本昌のようなベテランたちに対し配慮があってもよかったのではないか?とにかく,来期は優勝を争えるような位置,メンバーになっている。だからこそ,ここでという場面でのベテランを大切にしてほしいと思う。


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