2/25
――キャンプの注目点――
長らく,更新せずに申し訳ありませんでした。 というわけで,キャンプも終了し,本格的な実戦形式,つまりオープン戦の時期に突入した。ここまでキャンプを見ていた中で,私的に目立ったものを上げてみようと思う。
まず,意外に注目が少なかったのは2年目を迎える原巨人ではないか?やはり松井の抜けた穴は大きいと思わざるを得ない。笑ってしまったのが,キャンプ序盤での観客が500人と勘違いされて発表されたことだ。いくらなんでも・・・ということで改めて調べてみると間違っていたことが判明したが,こんなミスが出ること自体,関係者も注目度が低いことを認識していたのだろう。まあ,しかしそんなことは公式戦で結果を出せばいい。ところが,そっちのほうも「果たして」という疑問符がつく。まず,4番を任せられるであろう清原の致命的な調整遅れ。太ももの張りがずっと引かず最後までまともに練習をすることなく,オープン戦も帯同せず,一人宮崎で別メニューを消化している。その代わりとなる4番の高橋由は松井と比べれば格段に落ちる。清原ならばまだ何とか格好がつくものの高橋では,他球団は楽であろう。では,ペタジーニは?これはライトの守備が散々。昨日の中日とのオープン戦でも,センター高橋との見合いによって谷繁の打球を2塁打にしてしまった。いったい何を練習していたのかというお粗末な守備は紅白戦でも出ている。打つほうはすごいにしても,不安はあるであろう。入来,福井の長期離脱も重なって,しかも去年のようなあっと驚く戦術もなく,他球団が確実にレベルアップしている中,今年の原巨人は厳しい船出になりそうだ。
さて,一方で驚くほど順調なキャンプを送ったのは中日である。まず,目立った故障者がゼロ。背中に張りを訴えていた朝倉はオープン戦で3回を無失点とまったく問題なし。風邪をこじらせた岩瀬もプルペンで100球以上の投げ込みと,こちらも大丈夫。その中で,桜井という私イチ押しの18歳ルーキーが元気だ。紅白戦で結果を出し,韓国LG戦でも一人ヒットを放つ。オープン戦初戦の日本ハム戦では5番レフトのスタメンに萎縮したのか,失策などを含め精彩がなかったが,ヤクルト戦では,2安打1打点と,再び株を上げた。山田監督も「早く2軍に落としたいんだけど,困ったな・・・」といううれしい悩みを抱えている。ミラー問題も解決し,新しく来たオチョア(登録名アレックス)を私は去年エンゼルスでの活躍を見ている。なんというか,派手さはないが,全体的にまとまってる感じの打者である。守備と肩は一級品。一応4番候補だが,クルーズの調子もいいし,立浪も実績があり,これからの判断となろう。福留,川上,復活を期す野口,バルデスは,おおむね順調。そしてもう一人,山崎武との交換トレードできた平井がいい。95年以来けがでほとんど働いていないが,今年は早速147kmを出すくらいの好調さ。何とか層の厚い中継ぎに食い込みたい。
ところで,今年本当に面白いのが日本ハム。ヒルマン新監督の下で,メジャー流のキャンプがとり行われてきた。そのなかでも私が驚いたのが,実戦形式の紅白試合で,ピッチャーには一人25球の制限をつけ,どんな場面でも,制限に近づけばピッチャー交代。また,何か気になることがあれば試合を中断して,その場でミーティングをする。さらに,午前中を休みにして,ゆっくり休養をし,ナイターでの練習を取り入れたりと,監督はアイディアマンである。そのなかでも,ブルペンキャッチャーや打撃投手を務めたり,精力的に動き,選手とのコミュニケーションも万全だ。オープン戦では,5回を境に選手全員を入れ替えるという一見すると,チャンスを与えているようであるが,同じ守備での競争をもあおっていて,随所に厳しさも見せている。あとはオープン戦でどこまで選手がヒルマン監督のやり方をマスターすることができるのか。もし,すんなりと流れていけば,公式戦はそのままの勢いではいっていけるような気がする。
ここで番外編。来年のアテネオリンピックにおける野球代表長嶋全日本監督の12球団視察が,キャンプを大いに盛り上げた。各球団はチームの期待の星たちを長嶋監督に見てもらおうとアピールに懸命であった。というのも,去年長嶋監督が指導した選手は皆一人前に活躍をしているのだ。選手を上げれば,中日福留,西武和田,阪神浜中・・・さらに,今年は,来年のアテネオリンピックに向けて,代表チーム作りの視察も兼ねているので,ますます盛り上がった。やはり評価が高いのは,大阪近鉄中村,西武松井,松坂,巨人上原らだが,若手でも,横浜古木,阪神井川,浜中,広島新井なども目に留まったようだ。長嶋監督は,選考基準として,国際経験の有無なども重要視しているようで,たとえばインターコンチネンタルで,ホームランを放った横浜古木などは高い評価を得ているところであろう。だが,とにかく,長嶋監督がいると何はなくとも盛り上がる。阪神キャンプ視察のときには,誕生日と重なったこともあって,星野監督の計らいで,阪神選手会から5万円のケーキが送られていた。
まだまだ,注目すべきところ(福岡ダイエー新垣,オリックスマック鈴木,阪神全体などなど・・・)はたくさんあるのだが,とりあえず今回はここでとめておこうと思う。

2/7
――笑っちゃうね,ミラー問題――
「紳士協定」。皆さんはこんな言葉を聞いたことがありますか?これは法的に文書化された正式ルールではないが,暗黙のものとしてみなが守ってしかるべきルールという意味である。今回の中日とレッドソックスをめぐるミラー問題の確信はここにあるのだ。今回の前代未聞の問題について説明しよう。まず,当事者ミラーはメジャーリーグフロリダマーリンズとの契約が暗礁に上っていた。というのは,新しくメジャーに課せられるぜいたく税(サラリーキャップ制度・・・・・チームの年俸合計が150億円を超えるチームは新たに20%近くの課徴金を大リーグ機構に支払わなければならないというもの)のあおりを受けて,マーリンズはミラーに対し年俸を支払うのを渋っていた。だがしかし,ミラーにはそれでもほかのチームからも契約の話はない。メジャー全チームがこのサラリーキャップ制度で年俸を抑えるために新たに選手を獲得したり,極端な大型契約を拒否していたのだ。これは日本にもその影響があり,大阪近鉄の大塚がポスティング入札にかからなかったり,横浜の斎藤なども極端な低い契約で結局横浜残留を決意したことからもわかる。これに痺れを切らしていたミラー側にかねてから注目をしていた中日が触手を伸ばしたという形になった。このときのミラーは「どうせ,ぐずぐずしていても始まらない。中日の条件はいい。日本でプレーしよう」という前向きな気持ちであったのは確かである。そして実際にミラーは統一契約書にサインをした。実際にそのおかげで中日の支配下登録選手として発表され,メジャーもそれを認めているわけであるからミラーは完全な中日の選手である。だが,ここにきてメジャーリーグ・ボストンレッドソックスの横槍が入った。1月になって突然ミラーに対し契約を申し出たのである。さて,ここで冒頭の「紳士協定」という言葉が出てくる。今回のミラーのケースに関して,まず日米間では,いったん日本行きの決まった選手に対しメジャー球団がそれを阻むような契約をその当事者の選手にしてはならないという“暗黙の了解”があるのだ。もちろんこれは文書化されているわけではない。だから,はっきりいえばレッドソックスのやり方は正当なのである。それで,もちろんもともとはメジャーでのプレーを望んでいたミラーは簡単に心変わりし,あっさりと中日ではプレーしたくないと通達した。阪神星野監督は今回の件に関して「紳士協定はあかん。“こっちは紳士じゃありませんよ”で終わりや」といっていたが,その通り。中日はミラーの元在籍していたフロリダマーリンズに対してもトレードの違約金などを支払っているので,今後このあたりでの法的処置も含めての話し合いが行われるであろう。 ところで,今回の件に関して,私の見解は「この事件でメジャーの凋落振りをはっきりさせた」ということである。いったん日本行きが決まっていた選手に対しメジャー球団はちょっかいを出さないというのは,裏を返せば「日本に行くくらいの選手をいちいち獲らないよ」というメジャーの強さ,余裕であったと考える。ところが,現在のレッドソックスを見てみると,まず現GMテオ・エプスタイン氏はまだ28歳。今オフでは狙っていた選手をことごとくヤンキースに獲られ,結局ほとんどの補強に失敗。GMとしての手腕が早くも問われ始めている。そして,ヤンキースと並ぶ名門チームレッドソックスはここのところ,シーズンで優勝がない。それはヤンキースにすべてを獲られてしまっているからである。どうにもならないままに1月を迎え,まだ若くそこそこの成績を残していたミラーに触手を伸ばしたというわけだ。当然日本行きは決まっていたとしても,強奪する正当性はある。紳士協定を破ってまでも獲りにいかざるを得なかったメジャーの名門の焦りが目に浮かぶ。エプスタインGMは「われわれはこの問題を中日とミラー間でのものと考え,関知しない。早期の解決を望む」という開き直り発言をした。
これほどまでにメジャーには人材がいないのか。実際に近年のメジャーの日本担当の多いこと。そして,たとえば前巨人松井や前オリックスイチローレベルの選手に対し「メジャーでも十分やれる」という評価を下すのならわかるが,「えっ」と思わせるような選手までもがメジャー級の実力と評価されているのだ。たとえば,横浜の三浦,斎藤,近鉄の大塚,日本ハムの芝草,ダイエー井口などなど。そしてとうとうおととい,ドジャースが前オリックスの木田とマイナー契約を結んだ。現場の見解としてはマイナー契約だが,まだ中継ぎで十分使えるという判断で,木田の腰痛しだいではすぐにメジャー昇格もありえるということである。はっきり言って,誰でもいいのか・・・といいたくなる。今回のミラー問題で,日米間の野球協定の見直しが図られるのは必至である。だが,それ以前に,メジャー自体が日本にも助けを求め,日本行きの決まった選手までも引き止めざるを得ないほどの人材難であるという悲しい事実が背後にあるということを,今回の事件ははっきりと浮き彫りにした形になったと思う。

2/4
――お見事,星野監督!――
これはプロ野球ファンが聞いたら涙を流して喜びそうな大「事件」だ。春のキャンプ真っ盛りのいま,12球団ともトレーニングに余念がない。その中,同じ沖縄でキャンプを張っている阪神と広島が今度2/11に練習試合を行うことが決定したらしい。阪神と広島といえば,今や誰もが知る大親友同士,星野,山本両監督のチームだ。去年のドラフト会議の席上,星野監督が「どうせなら最後に遊ぼうや」と山本監督に声をかけて決まった練習試合。すべて若手主体のフレッシュな試合になるであろう。さて,これだけでは涙は流さない。ごくありふれた練習試合であろう。ここからがアイディアマン星野監督の真骨頂だ。この試合は,CS放送「スカイA」で中継をすることになっていたのであるが,その解説席に,星野,山本両監督が座り,それぞれのチームの解説をしていこうというものなのである。この時期に監督が何を考えているのか,どう選手に期待をしているのか,そして,「言い合いになるやもしれんぞ。怒鳴ったりもするかもしれんな」という,大親友同士の両監督によるそれぞれのチームに対しての掛け合いなどもある。シーズンに入れば,当然お互いに全力で倒しに行く相手同士。キャンプとはいえ,これはまさに異例のサービスだ。われわれのような素人は,いくら真剣に見ても限界がある。そして,プロの野球評論家でもチーム全体を把握はできない。しかし,監督ならばどうであろう。期待の選手,若手の伸び盛りの選手などのデータはすべて把握し,試合の中で今年の展望も見えてくる。はっきり言えば門外不出の内容寸前のものがぽんぽん飛び出すわけだ。星野監督といえば以前NHKの評論家だったときに,史上初めて,実況アナウンサーのいない野球中継をやったことがある。それは,ナゴヤ球場で行われた中日−巨人戦のものであったが,解説の星野,そして森祇晶さん(前横浜監督)の二人で実況をした。このときは,星野が熱くなってしまい,中日の一方的な解説になってしまったため(今も覚えているのは打席山崎(現オリックス)のとき。「こいつは本当に毎年期待していたんだけれども,結果が出ないんですよ。何か迷いがあるというか,自分を押し出さないというか・・・」と山崎に対し思いっきり苦言。そして,その直後に山崎がレフト前ヒット。「よし,山崎,ナイスバッティング!これでいいんだ!」と叫び,その横で森さんが小さな声で,「星野さん,星野さん。」と必死でたしなめていた),これ以上行われなかったが,これが星野監督の面白いところ,そして人気のあるところだ。今度のこの中継は,地上波ではないのが非常に残念であるが,注目される中継であり,今後こういったアイディアを凝らしたサービスを各チームが取り入れても面白いのではないかと思う。しかし・・・見たいな〜,中継・・・

2/2
――キャンプ注目・パ・リーグ編――
というわけで,もうすでにキャンプには入ってしまいましたが,パリーグ編 をお送りします。

西武(所沢)
去年90勝をあげてぶっちぎり優勝だった西武だが,チームに軋みが生じているのが少し気がかり。去年の投手の側に立たない伊原采配や,日本シリーズの責任を問う形で金森打撃コーチを解任したことなどが,特に主力の中に沸き立っている。石井貴,松坂,西口などやカブレラといった個性は選手をどれだけこのキャンプでまとめあげるか伊原監督の動きに注目だ。去年はビールかけに参加を許されずふてくされ,さらには日本シリーズでは完全に調整不足を露呈した松坂であるが,今のところ順調ではある。一方,「開幕投手は西口もありえる」と去年14勝もしたにもかかわらず,いまだに開幕戦当確にならず,何か信用されていない西口は,静かなオフであったろう。今キャンプまで記事がまったくなかったために様子はわからないが,自分をいつまでも信頼してくれない首脳陣への反発がキャンプ中に起こらないことを祈る。打線は去年メジャー移籍宣言をして一次騒然となったカブレラが故郷ベネズエラの政情不安から来日が遅れ,調整も同じく遅れているという。カブレラがいるから,和田や犬伏も生きるという西武打線なので主砲の遅れはいささか井原監督を悩ませるであろう。だが,戦力は万全。キャンプの動き次第では優勝候補筆頭であろう。
<注目選手>西口
何かかわいそうなこの投手。今年こそ信頼を得たいものである。

オリックス(宮古島)
注目選手は実は結構いるのだ。まずは谷。柔道田村との結婚が話題になったが,足のほうが万全ではなく,別メニューでのスタート。主力はこの辺しかいないので,がんばらないと大変なことになる。中日からトレードされた山崎は,ここの所記事がないが,けがをした様子もなく,去年傷めた箇所は大丈夫なのだろう。まだまだ老いてはおらず,万全であれば,3割30発はいけるだけに石毛監督も祈る思いであろう。そして,なんといってもオリックスでは,逆輸入ピッチャー。マック鈴木こと,鈴木誠と,吉井である。特に,鈴木は,今もMAX152kmという威力ある速球が武器でキャンプでも初日から50球を投げるなど順調である。後は,いかに緻密な日本の野球に溶け込むかであろう。メジャーならば,制球力は二の次であるが,日本では制球力がトップでないと勝つことはできない。速球だけでは確実にやられるであろう。一方吉井は,戦力云々というよりも,その野球に取り組む姿勢を若手に学ばせるというのが石毛監督の狙いであろう。実際,一人黙々とトレーニングに励み,「俺を見て,何かを盗もうとしてもよし。変なおっさんと思うのもよし。」といい,若手からの弟子入りを受け入れる姿勢である。今年のオリックスは少なくとも去年よりは戦力充実といったところか。
<注目選手>山口
去年158kmを出して話題になったが,そのあとすぐに肩をおかしくして,全治3ヶ月以上という悪夢に見舞われた。しかし,今はかなり回復しているようで,キャンプの調整が左右するであろう。この人が守護神ならば万全だ。

日本ハム(沖縄)
ここは面白い!私が一番注目しているチームだ。なんといっても,ヒルマン監督の精力的な動き。そして真摯な態度。以前のロッテのバレンタイン監督を思わせる感じである。積極的に取材に応じ,コーチ,選手ともコミュニケーションを図っている。ミーティング漬けになるといっているが,それは日本ハムには新鮮にうつるのではないか。もとヤンキースの3Aの監督であり,ある意味ではメジャーの監督よりも重要なポストをこなしてきた。選手が努力をして早くヒルマン監督の考えを吸収することが大事だ。一方,選手としては誰がなんと言っても岩本であろう。オフのテレビ出演は大忙しであったが,本業でがんばらないと今年はあとがない。しかし復活すれば10勝できる能力を持っているので,このキャンプは非常に重要になってくる。あと,ここに来て,不運にも,キャッチャーにけがが襲っている。期待の実松が骨折。阪神からきた山田は大腿部断絶と二人とも,キャンプ中の復帰は見込めない。ヒルマン監督がここでどう出るかが注目される。
<注目選手>岩本
とにかく,上でも述べた通り。エースでムードメーカーの岩本の「まいど!」を何回聞けるかが,今年の日本ハムの命運を握る。

福岡ダイエー
しかし,いつも思うのだが,ここのドラフトはなぜこんなに成功するのだろう。ここのところ自由枠では巨人以上の成績を残しているのではないか。やはり今年もそうで,新人和田と新垣がものすごい。新垣は,4年前にオリックスにドラフト指名されたがこれを拒否し大学を出て晴れてダイエーに入ることができた。常時150kmを越える速球が武器とされ期待は大きい。和田も,早稲田大学時代に江川の持つ奪三振記録を破るという実力派のピッチャーだ。これに去年は高卒新人ながら6勝をした寺原が入りダイエーの投手陣は元気である。打線のほうは言うことなしなので,問題の投手が額面どおりの働きをすれば,ここも優勝争いに絡んできそうだ。
<注目選手>寺原
去年なんだかんだでの6勝を評価したい。速球派の投手なので,今年はさらに制球力をつけて倍以上の勝ち星を狙いたいところだ。

千葉ロッテ
ここは特に大きな動きはなかった。元横浜のローズが復帰したくらいが大きな話題であった。そのローズは2年間のブランクを感じさせないほどに身体は絞れ実際フリー打撃でも当時の実力を見せつけていた。去年はボーリック,メイと外人に悩まされただけに,山本監督の期待は大きい。そして,このチームはなんといっても両エースの復活だ。それは黒木と小野。二人とも実績は申し分ないが,なんといってもここのところ故障でまったく登板ができない。小野は少し去年も出ていたが本調子には程遠かった。黒木は新聞で見る限り順調ではあるが,ブルペンに入るのがいつになるのかはわからない。とにかく背水の陣であることに変わりはない。だが,もしこの両エースが復活すれば,清水,加藤,ミンチーとそれなりに磐石なので,結構戦える構図ができてくる。
<注目選手>初芝,堀
この二人のベテランは去年そろって不振であった。そして今年は堀がセカンドからサードにコンバートされ,二人が争うことに。このベテランの奮起 で,ロッテの打線はさらに強くなる。

大阪近鉄
ごたごたの多い球団だ。中村のわがまま,4年後メジャー残留に始まって,今は守護神大塚がポスティング失敗の交渉からキャンプに合流していないという異常事態になっている。梨田監督は,一時大塚に対して厳しい態度を示していたが,今は柔軟になった。だが,大塚のほうの話し合いがまったく進展がない。オリックス石毛監督がトレードに興味を示しているということであるがオリックスは獲らないほうがいいと思う。また今年のオフにポスティングを要求するのは必至で,トレードで自分の選手を出すだけ損。とにかく,このチームは,今年から消費者金融のアコムが正式スポンサーになり,ユニホームにアコムのロゴが縫い付けられるなど,なんだか「やれやれ」という感じ。しかし,打棒は健在。中村の残留で去年のままの破壊力が期待できるであろう。投手は,去年最多勝投手パウエルに,新外国人バーンの加入で多少は補強された。後は,いつまでたっても不良な前川が何とか体重を落としてくれることを願うばかりだ。
<注目選手>アコム
消費者金融のロゴをユニホームに縫い付けるとは・・・渡辺オーナーの言うように消費者金融にはたとえスポンサーという形でも入ってほしくなかった・・・近鉄は特別な感情で見てしまいそうだ。


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